起業時の準備

起業時に準備してきたいものは、名刺、封筒です。

お客様や仕入れ先など大事な方の手に渡るものです。
いわば会社の顔のようなもの、
自分らしくて、センスのいいものを用意したいと思うものです。

この名刺や封筒をつくるときに注意しておきたいことをまとめてみました。

名刺や封筒の作成はケチらない。


名刺や封筒のように、お客の手に渡るものはケチらないことです。
名刺や封筒に限らず「お客との接点はケチらない」ということは
是非覚えておいてください。

例えば、パソコンとインクジェットプリンタで自作する、
というようなことはないようにしてください。

今やネット上でデザインも印刷も安価に依頼できる時代です。
プロにお願いしましょう。

デザイナーまかせにしない

お手製の名刺や封筒はやめておいた方がいいのですが、
デザイナー任せにしておくのも良くない面があります。
デザイナーのデザインはさすがプロ。おしゃれです。
カッコいいし、バランスもいいです。

しかし、見た目優先になりがちなのです。
ゆえに住所や電話番号などがすごく小さくなり、
読みづらいことがあります。

もしお客様が若い人だけならそれでもいいかもしれませんが、
高齢の方がお客様におられるなら、その人たちのことも考えて
字の大きさなどを決めていくべきです。


必要な項目を入れる

必要な項目とは、当たり前のことですが自社の会社名、自分の肩書、
名前、そして郵便番号、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレスなどです。

必要な項目と書きましたが何に「必要か」と言えば、
例えばお客様があなたの名刺を見てハガキや封筒の宛名を書くとき、
そこに必要な項目はすべて名刺に書かれていますか? 


また、例えばお客様が名刺を見てFAXをしようとしたとき、
そこにFAX番号はわかりやすく書かれていますか?

お客様に不便をかけない。そういう気持ちで作りましょう。


デザインやレイアウトはお客に合わせる

名刺は自分の分身のようなもの、どんな印象を持っていただきたいか?
によってデザインやレイアウトも変わってくると思います。


とにかく目立つよう奇抜な色を使う。覚えてもらえるように似顔絵を入れる。
レイアウトに個性を持たせインパクトを与える。

そんな考え方もあるでしょうが、前にも書きましたが、
お客との接点としてどうなのか?
よく考えて客層に合ったものを作ってください。

また客層が複数というような場合は、
客層に合わせて複数の名刺をもってもいいでしょうね。

封筒は中が見えない紙を使う。

中に入れるものにもよるでしょうが、封筒の中に入れた書類が
透けて見えないようにしておくことが無難です。


最初はデザインや値段などを優先して封筒を発注してしまいがちです。
私もそうでした。

しかし封筒に使う紙の厚さは何種類かあるのです。
用途に応じて選択しましょう。

様々なケースで同一の封筒を使うのなら、
中が見えない紙を使うのが無難でいいと思います。

封筒は2種類用意

封筒は長3と言われるサイズと角2と言われるサイズの
2種類を用意しておきましょう。


長3とは長形3号封筒と言い、定形郵便物として
84円の切手で送れるサイズです。
A4の書類を三つ折りにして送ることができます。

角2とは角型2号封筒と言い、A4の書類を
そのまま折らずに入れて送ることができます。
A4用クリアファイルに入れても充分に入る大きさとなっており、
事務封筒としだけでなく、チラシやカタログの送付にも適しています。

どちらの封筒にも、必要な項目は忘れずに入れておいてくださいね。