もうすぐ年末調整の時期です。
先日、今年の年末調整は大きく変わったので
早い目の準備が必要ですとお伝えいたしました。
本当に色々な改正事項がありますので
注意が必要です。
そういうこともあるのですが、
年末調整のお手伝いをしていて
以前からずっと「ここ難しいんやな~」と
思うところがあります。
それは「所得金額」
扶養控除申告書などに配偶者の
今年の「所得金額の見込」を書く欄があるのですが
ここに、大多数の人が「収入金額」を書かれます。
収入金額と所得金額
この違いが一般の人には難しいのですね。
給与を例にして、簡単に言えば
収入とは「いわゆる額面金額」です。
社会保険料や所得税などを控除する前の
「総額」です。
一方で所得金額とは
その「額面金額」から「給与所得控除額」を
差し引いた金額です。
「給与所得控除額」とは給与の額面金額(収入)
に応じて、控除が認められる金額で
法律で決められています。
例えば給与の額面(収入)が100万円の人の
給与所得控除額は55万円
100万円ー55万円 = 45万円
100万円は収入で 45万円は所得金額です。
この違いは、一般の方にとって
「知らんはそんなん!」
という感じだと思います。
普段の生活に必要ないですもんね。
少しでも多くの方に理解してもらえるよう
今年は年末調整の説明会を開催し
そんな、収入と所得の違いから
説明させていただきたいと考えています。