この時期になると与党税制調査会、
内閣税制調査会が開かれ、
来年の税制改正が議論されます。
そして、通常であれば
年末には税制改正大綱が公表されます。
今年はコロナの影響もあり、
「デジタルトランスフォーメーション投資税制の創設」など
が要望に上がっていると新聞等で報じられていました。
他にはあまり目玉になるような改正が議論されて
いないように感じるのですが
私は「贈与税と相続税の一体課税」がどうなるのか?
気になります。
現在の日本の税制では
贈与を毎年小分けにして行い、
相続税の節税を図ることが可能です。
これを一体化して、節税できなくしてしまおう
ということのようです。
つまり
「贈与はすべて相続時に相続財産に加算して
相続税を課する」ということです。
諸外国では相続税と贈与税につき、
資産を移転した時期に関わらず、
一体で公正な課税がされているところが多いようです。
具体的にどうなるのかはこれからの議論になるので、
わかりません。
12月に発表される令和3年度の税制改正大綱の公表を
見守りたいと思います。